今年の公立小中学生の夏休みは19日間(土日含む)。もともとの予定では37日間あったはずなので、約半分です。しかも1週目は総体や部活。それに対して、宿題で出されているワークは例年通りの内容量です。
「宿題は答えを写すな」と私も生徒には言います。ただ、大事な要点がそれなりに詰まったワーク類を得意な生徒はどんどん進められますが、苦手な生徒はなかなか思い通りには進められず、学力も意欲もどんどん格差が広がっていくことが毎年くり返されています。
そこで、今年はコンサルで学校の宿題の取り組みを管理していきます。
「ちゃんと取り組ませる」ために、大事な内容については3回、場面を変えて取り組ませ、そのうち1回が「学校の宿題のこの部分だよ」ということを明示していきます。
コンサルでは設立期に、右の「人は1週間で4分の3を忘れる」という忘却の法則を食い止めるための学習を行っていました。裏を返せば、ある程度の期間に3回学習すれば定着が期待できるということです。
なお、コンサルでは中3のみ夏期専用ワークを用いていますが、定着を優先して10月までを「受験勉強1期」として「3回学習定着作戦!」の中に組み込んでいきます。最初の入試まであと半年。前半を1期、後半を2期、受験期を3期とし、2学期が始まっても基礎理解の手をゆるめません。なお、「3回作戦」は個別課題などを利用して中1・2でも取り組んでいきます。
学校の宿題の締切日は変えられないので守らせ、コンサルでは得点率の向上を目的に「この力が問われる」「ここが間違えやすい」を1つ1つ整理していきます。
大学入試では、コロナの影響で国立二次試験を取りやめる大学も出始めました。高校入試も今後の状況次第で先行きは不透明です。このような非常時でも、戸惑わずしっかりと実力を発揮できる力をつけるべく取り組ませていきます。